第1回SPHサロンを開催

東大・京大・帝京大SPH同窓会共催、第1回SPHサロンを開催しました

■3つのSPH同窓会で初の共催

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SPHサロンポスター

2012年6月30日に東京大学本郷キャンパス医学教育研究棟13階のSPH講義室にて、SPHサロンが開催されました。このたびは初の試みとして、京都大学SPHおよび帝京大学SPHの卒業生や在学生にもお声をかけ、東大SPH同窓会とこれらSPHの合同での開催となりました。おかげさまでサロンの参加者はおよそ50人と、過去最大の参加者数となりました。幅広いSPH関係者との交流を図りつつ、Public HealthやSPH出身者が社会においてが果たすべき役割などについて意見交換する場となりました。


東大SPH同窓会井上会長
井上会長の挨拶

会は東京大学SPH同窓会の松居宏樹理事の司会で、はじめに同会の井上真智子会長の挨拶があり、今回のテーマは「MPHの社会貢献を考える」であるとの説明がありました。講師の方々へは東大SPH同窓会理事の個人的な知り合いといったつながりがあったおかげで講演を依頼でき、快く承諾してくださったこと、この場に参加している人同士もこの会によってつながりを持ってほしいことなど、つながりというキーワードがでてきました。


■「自分たちの行っていることを定義してくれる言葉が作られてきた」(箕口さん)

箕口一美さん
箕口一美さん
その後、講演が始まりました。最初の演者はサントリーホールプログラミングディレクターの箕口一美様で、「道なき道におけるキャリア構築」という題でご講演いただきました。ご自身の職種はアーツマネージャーだとの説明があり、これまでにいくつもの民間ホールの立ち上げ、運営に携わってこられ、様々な経験をされたことが窺えました。以前はアーツマネージャーという仕事がどういうものか、世間に知られてもおらず、そのような言葉もなかったけれども、仕事を続けているうちに、自分たちの行っていることを定義してくれる言葉が作られてきたということでした。また、ご自身の仕事について、演奏家と聴衆が互いに近づくため、その間を埋める調整役のようなものだ、とおっしゃっていました。それぞれが相手にとっては理解しがたい自分の言葉で説明や要求を行っているところを、間に立って翻訳し、うまく折り合いがつくところまで持っていく、ということを日々続けておられるということでした。このように、自分自身の仕事に対する定義づけがないという状態で仕事を進めること、そして立場の異なる人との調整役であるという点など、MPHの我々と共感する点が多々ありました。今のところ、道なき道を進んだ結果、自身の仕事を雑誌の編集者のような仕事、といった比喩で表現するところまでは進むことができた、というお話でした。現在はカルテット(弦楽四重奏)を広める、というミッションをお持ちだそうで、その実現のために今後も突き進んでいきたいとおっしゃっており、強い意志が感じられました。


■気仙地域の課題は、日本全体が抱えている課題(山村さん)

山村友幸さん
山村友幸さん
次の演者は、株式会社NEXt CHANGEのCEO、山村友幸様でした。東日本大震災で被災した気仙地域復興に携わっておられ、現在は政府のモデル事業の一環でこの地域に環境未来都市を作るために、主に医療や福祉の分野の検討を行っているとのことでした。東日本大震災の復興のために、この地域にはたくさんの人やお金が集まりつつあります。その中で出会った人々や地域の魅力に惹かれ、今回のプロジェクトに参加することを決められたそうです。最初に、震災から1年以上たった今でも、復興は進んでいないという現状、また、この地域が抱えている問題点など、写真や統計データを用いて、厳しい状況を説明していただきました。エネルギー問題、少子高齢化、産業の空洞化など、様々な課題がありましたが、それはこの地域に限らず、日本全体が抱えている課題でもあります。そのため、この地域でまず解決策の処方箋をつくることが、さらには日本全体の抱える課題を解決することにつながるのではないか、という思いを持って取り組んでおられるということでした。これらの解決のための具体的なプランとして、たとえば電気自動車の普及のため、その充電施設と図書館を併設した設備を整えることなど、いくつかのプランの紹介をしていただきました。今後、特区の申請を行ってさらに活動を具体的に実施していきたいということで、現在は協議会づくりなどを行っているそうです。まだまだ人手不足だということで、一緒に活動したいという人はぜひやりましょうと、非常にエネルギーの伝わるご講演をいただきました。


■ワールドカフェでMPHの社会貢献を考える

ワールドカフェの様子
ワールドカフェの様子
最後に、「MPHの社会貢献を考える」というテーマでワールドカフェが行われました。初対面の人も多くいましたが、非常に和やかな雰囲気で、様々なおしゃべりや、ときには笑い声が会場を飛び交っていました。1時間のうちに3回のセッションを行うという、少しあわただしいスケジュールではありましたが、それぞれのテーブルで異なる意見を聞くこともできたようです。カフェの最後には全員で「今日のひとこと」を共有しましたが、「多様性」「カフェ、おしゃべり」「つながり」「広がり」などのキーワードや、「MPHは今はマイナー」「産官学ののり(糊)になれ」など、今日のサロンを通じてMPHに対して感じたことを述べた人もいました。


原田浩二先生
原田浩二先生
最後に京大SPH同窓生の原田浩二先生より、今後もこのようにつながり続け、さらに深めていければ、というお話をいただき、サロンの閉会となりました。

第1回SPHサロン集合写真
第1回SPHサロン集合写真

その後、懇親会会場へ場所をうつし、みなさん交流を深めていた様子でした。講演者の方も参加いただき、サロン中の質疑応答の時間のみでは聞くことができなかったことを尋ねたり、同窓生同士も現状の様子を話したりしていました。

懇親会の一コマ
懇親会の一コマ

■これからも、さらなる企画を

このたびのサロンは、参加者にとってこれまで以上に学びの要素がある企画をやりたいと、理事一同力を合わせて準備してまいりました。このように大勢の方に参加いただき、非常にうれしく思います。これからも東大SPH同窓会は、みなさんに満足していただける様々な企画を行っていきたいと思っております。今後の企画にもどうぞご期待ください。

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